ぜんざいも薬膳料理
昨日は小正月。
小正月にはどんど焼きというのが子供の頃の楽しみの行事でした。
木の枝にお団子をさして、どんど焼きの火であぶって食べたり、
下手くそな書初めを燃やし、火が高く上がれば字が上手になるといわれ本気で喜んだものです。
努力なしに効果はありません(;^_^A
神社ではお守りを収めて、炊き上げてもらったりしますね。
いずれも家内安全、無病息災を願っての行事です。
地方によっていろいろな風習があるようで、経験された方は思い出も様々ですね。
小正月の食べ物といえば小豆。
“小豆のように赤い色の食べ物は邪気を祓う”と考えられていて、これを食べて1年の無病息災を願いましょうというという、由来があるようです。
我が家はおぜんざいでいただきました。
ぜんざいといえば、塩昆布やお漬物など塩気のあるものと一緒にいただきます。
塩気の物を一緒に食べると、小豆の甘さを引き締めてくれて美味しく感じられますが、
それだけでもないんです。
薬膳の五行の五味(酸苦甘辛鹹)の中で
甘は脾胃の働きを助けてくれますが摂りすぎると逆に胃を痛めてしまします。
胃と相克の関係にある「腎」の働きも弱めてしまうと考えられているので、腎を守ってくれる塩味の昆布を一緒に食べると良いんですね。
塩気のあるものを一緒に食べることでバランスをとっているんです。
昆布や天然塩は鹹味食材で冬に食べると腎の働きを助ける食材でもあります。
昆布は
鹹味により体のしこりをほぐすので、できもの、便秘によいとされています。また、体の熱を冷まし、余分な水分をとるはたらきがあり、むくみ解消にも効果的。動脈硬化、高血圧など、生活習慣病の予防にもおすすめ食材です。
小豆は
汚れた血液を浄化し余分な水を排出するデトックス効果や血を補い血の巡りを良くしてくれます。
お餅は
カラダを温め元気の素になります
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